昔は野菜といえば旬の時期にしか食べることができませんでした。
夏野菜は夏のみ、冬野菜は冬のみしか食べられなかったのでしょう。
でも別の季節にも食べたい気持ちがあったのか、いろいろな食品保存法を駆使するようにします。
その方法の一つがぬか漬けになるでしょう。
現代においては冷蔵庫でないと保存できないようなキュウリもぬか漬けなら非常にきれいな状態で長い期間食べられるようにしてくれます。
糠漬けは保存食としてだけでなく健康食の役割も持っています。
野菜の中にはビタミンB1が含まれているものがありますが、ぬか漬けにするとさらにビタミンB1を増やすことができます。
ビタミンB1は昔はかなり不足していた栄養素で、脚気と呼ばれる病気の原因とされていました。
今は脚気は少なくなっているものの、ビタミンB1不足によって疲労がたまっている人などが多くなっています。
仕事などで疲れ気味の人であれば健康食としてぬか漬けを食べてみましょう。
自宅で簡単に漬けることができるのも魅力でしょう。